2017年12月19日

忍び猟で猪を発見し、3連射するが・・・(動画有)

先日の休日、昼過ぎから時間ができたので猟に行ってきました。

そして今までで一番悔しく、忘れられない1日となりました。

13時過ぎに猟場へ到着。

北風が強く、雪が舞っています。
DSC_0270.JPG

うっすらと道には雪が積もり、ファミリーカーのノーマルタイヤでは難しくなってきたなと感じつつ用意を始めます。

そして13時半頃入山。

今年に入ってまだ獲物が無いので、今日は鹿もいたら獲ろうかなと思いながら山を登っていきます。

歩いていると、今日は鹿のフンや足跡が多いなと思いながら山頂へ到着。

山頂を見渡し、猪の跡を探すと・・・

お、あったあった、しかもまだ新しい。

今日はこれを辿る事にしました。

まずシシの足跡や鼻跡は、山頂ちょい下の獣道を歩いているようです。

そして尾根を2つ越えた所で下に向かい、谷に向かっています。

そして杉林の谷に下りたところで、跡が分からなくなり、困ったなと考えていると、暗い杉林の奥で動く物が・・・

よく見ると少し大きめの雄鹿が草か何かを食べているようです。

距離は60~70mほど。

何かを食べながら、たまに首を上げてモグモグ。

たまにこっちを見ているような気がしたんですが、やっぱりモグモグ。

どうしよう、撃とうか・・・

悩んだ末、今日もやっぱりやめてスルー。

そして自分が動くと、さすがに気付いたようで、少しこっちを注視し小走りで逃げていきました。

どうやらさっき自分が立っていた場所は、鹿から見ると、自分の後ろに立っていた大きめの杉の木が重なり、人と認識できなかったようです。

そして獣道を歩いていくと2つに分かれています。

どっちに行っただろう・・・

一つは杉林を進む獣道。

もう一つは尾根に上がる獣道。

猪は暗い所を通りたがると聞いた事があるので、杉林の方かな?と思ったんですが、以前地元の猟隊の方から、枯れ葉が立っていたらそれが目印だと言われのも思い出し、枯れ葉の立ち具合を目線を落として確認します。

すると尾根の上がる斜面の枯れ葉が何枚か立っていました。

なので尾根を上がる事にしました。

そして上がっていくと、岩場が多い所に出て、そのまま獣道を進んで行くと、猪の跡がまた出始めました。

大きさや新しさからも、先ほど自分が追っていた跡と同じだと思い、さらに進みます。

そして尾根を上がりきる手前で、歩くスピードを落とし、忍び足のレベルを上げました。

ゆっくり尾根から顔を出し、進行方向を確認します。

いないか・・・

姿が見えなかったので、ゆっくり進むと足跡が上へ登っていってます。

上か・・・と跡が続いている上の方を確認すると・・・

パキパキパキ!

枝を踏む音が!

!!!鹿か!?

違う!猪!!

40mぐらい先の斜面から猪達が走ります。

すぐ射撃姿勢に入りますが、自分がいた場所では射線がとりずらかったので数歩前へ!

1、2、3匹!

先頭がかなり大きく、それに続く2頭もそれなりの大きさ!

1番前を狙います。

両目照準で狙いながら進行方向を確認。

立木が多い・・・

少し走らせ隙間を狙います。

距離は50mぐらい・・・ここか!

隙間目掛けて発砲!

外れた!

2発目!

くそっ!立木で2発目がかけれない!

すぐに2匹目に切り替えます。

発砲!

くそっ!止まらない!2匹目も外した!

3匹目!

発砲!

ダメだ!

リロードしようかと思いましたが、やっても立木が多く、撃っても当たらないと思い、キャンセル。

・・・

外した・・・

しかも3発とも・・・

初めて3連射を行いましたが、どれも外れるなんて。

手ごたえはありませんでしたが、一応走っていた所をいろいろ考えながら確認します。

なぜ外した・・・、立木は多かったが、隙間はあった。

距離も50mなら射程内、息止めもできていた、肩付け頬付けも問題無かったと思う。

という事は・・・

見越しか・・・

自分は全て鼻先を狙い発砲、あの距離と速さと角度では、鼻先よりもっと前じゃないと駄目だったのだろうか・・・

いろいろ考えながら歩きました。

とりあえず血のりは無かったので、やはり当たっていません。

初めて猪ダッシュをまともに見ましたが、予想以上の速さでした。

しかも鹿と違い、地面を這うように走り鹿より狙い辛い。

こんな事なら1度ランニングターゲット撃っておくべきだったと後悔しました。

悔しすぎてその場で30分くらい頭を冷やしながらいろいろ考え、そして山を下りました。

結局射撃の腕も、猪の速さも分かっていなかった素人ハンターだなと思いながら車を運転し、その日はいろいろ考えながら就寝。

悪かった点などはまた改めてお話しようと思いますが、とりあえず自分は2年目の素人で、まだまだなんだなと痛感した1日でした。

この悔しさを胸に刻み、いつかきっと同じ状況でも仕止めれるハンターになれたらなと思います。




この悔しさを、いつかきっと!
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posted by Yu at 00:37| Comment(0) | 2017年狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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