2018年01月10日

初淡路島で猪を求めて(後編)

さて前回の前編の続き、初淡路島で猪を求めて後編です。

前編では2Rを終えお昼となり、昼食を車内で食べながら移動しました。

そして3R・・・に入る前に近くにカモがつく池があるとの事で、その池による事になりました。

自分は猟を初めてずっと四つ足ばかり追ってきたので、実は鳥を獲った事がありません。

一応カモ散弾を3発は持ち歩いてはいますが、いまだに未使用。

しかもドットサイトをのせてる状態で散弾を撃った事すらありません。

当たるかな・・・と思いながら池に向かいます。

池の手前で車を停め、ハンターBさんが車のドアは静かに閉めて、慎重に来てねとの事。

すでにここから猟は始まっているようです。

言われるがままハンターBさんに、Aさんと共に続きます。

そろっと池を覗きますが、ぱっと見カモらしき鳥は見当たりません。

いないか?と思っていると、ハンターBさんが、隠れているかもしれないから、向こうからしかけてみるよとの事でした。

ハンターAさんと共にこちら側で構えます。

撃つ位置や角度、方向を入念にチェックします。

そして無線で合図があり、しばらくすると、ハンターBさんが向かい側で大きな音で、カモを出そうとしてくれています。

しかしなかなか出てきません。

しばらくして無線が入り出ませんと報告すると、いないかなと思って3人共車に戻ります。

とその時!ハンターBさんがあっ!と指さす方向を見るとカモが1羽飛んで行きました。

それを見た3人は大爆笑(笑)

あるあるだね(笑)と笑いながら3R目の場所に移ります。

そして3R目、今回はハンターA、Bさんと犬達がやる場所と、自分が忍びをやる場所が結構離れていて、完全に単独。

今回は何処でも好きなとこに歩いてみてと、スタート位置だけ指定してもらい歩く事になりました。

1R目も2R目も、普段歩くスピードより少し速かったので、今回はいつものペースで歩く事にしました。

そして3R目開始、山に入ってすぐ新しい跡を発見し、それを追っていきました。

そして歩く事数十分、小高い丘があり、そこに上ると新しい鼻跡が沢山!これは近いかもと思い、少しその場で待ってみる事に。

そして数十分待っていると、電話が鳴りました。

かけてきたのはハンターBさん。

どうしたんだろうと思い電話にでると・・・

YuTLR君!Aさんが猪を仕止めたらしい!しかもかなりでかくて、山の奥で止めたらしいから搬出が厳しいみたい!

なんと!了解しました!すぐ下ります!

そこからダッシュで山を下り、Bさんと合流。

Aさんの元へ向かいます。

話を聞くと、Aさんが犬を2匹放し寝屋に向かったが、そこから犬と猪のバトルが始まり、そこへAさんが乗り込んでいって仕止められたようです。

早速車を停め、解体道具を持ちAさんの元に向かいます。

ですがなかなか遠い道のりで、GPSを見ると山を登って、さらに少し下りた所でした。

そしてなんとかBさんと合流。

お疲れ様です、やりましたね!と猪を見せてもらうと・・・・
DSC_0031-9abf6.JPG

で・・・でかい!

でかい雄の猪です。

ですが良く見ると下の牙は1本折れ、蹄が1本無く、体中ケンカキズだらけでした。

Aさんから話を聞くと、犬がかなり高く飛ばされ、やばいと思い撃つが止まらず、慌てて数発撃ちこんでようやく止まったとの事でした。

歴戦の勇士だったんだなと思い、少し胸が熱くなりました。

頑張ったワンちゃん達も見てみると、胸のあたりが血で滲んでいて、どうやらケガをしているようです。

この子達も飛ばされながらも必死で頑張ったんだなと思い、犬って本当にすごいなと思いました。

そしてAさんは犬を下ろし、応急手当をされるとの事で、ひとまず下山。

残ったBさんと自分で解体をします。

そしていろいろBさんに教わりながら、獲物にナイフを入れひらいていくと・・・

すごい匂いだ・・・・

油はカチコチになっており、そして特有の匂いもかなりします。

これが繁殖期のオス・・・

みんなが雌が良い、雌が良いと言うのを実感しました。

それでも捌き、肉にします。

そして今回自分は舌と、記念に下顎の先を頂きました。

そうこうしているうちにAさんが戻ってこられ、そこから少し解体を行い終了。

さすが、なかなかの重さです。

そして今回は肉の他に舌と下顎の先を持ち帰りました。
DSC_0034-f9a2f.JPG

DSC_0035-8cf52.JPG

舌は以前から食べてみたかったので、楽しみです。

下顎の歯は記念にと思い、ノコギリで落としました。

そして最後にBさんが持っていたタバコに火を付け線香代わりとしてくれ、残りの亡骸にみんなで手を合わせ下山。

これにて初の淡路島での猟を終えるのでした。

犬は切られていたものの、大事には至らず、応急手当も完了したと聞き、良かったと思いました。

いろいろありましたが、獲物もあり、本当に最高の1日でした。

この機会を頂き、さらに往復の運転や、迎えにきていただいたり、大事な犬を出して実際獲っていただいたりなどAさんに本当に感謝ですし、いろんな場所の情報や、捌き方、他にもいろいろ教えて頂いたBさんにも感謝です。

本当に狩猟をやって良かったと思える日でもありました。

またご一緒できたらなと思います。

自分はまだまだ素人ですが、次回は自分でも獲れたらと思いますので、自分もさらに学びレベルアップできるよう頑張ります。

初の淡路島での猟、最高でした。


大きな山の幸に感謝だね!
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posted by Yu at 23:49| Comment(2) | 2017年狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
YuTLRさん
はじめまして
私、淡路島在住36才♂狩猟歴13年目のボクチンと申します。
ブログ拝見しました。淡路島で猪猟をされてたみたいですが、猟場はどのあたりでしたか。
淡路島の猪には2種類あり、一つは純血の猪、もう一つは見た目は猪ですがDNA検査で欧州豚の血が混ざったイノブタとが国道を境に生息してます。
捕獲された場所によってはイノブタの可能性があります。去年の11月の神戸新聞の淡路欄に欧州豚のDNAを持つイノブタ検出確定とありました。検体は一頭ではないはずです。(何十頭からサンプリングしての結果だと思われます)

国道28号線より以北は全てイノブタ生息地です。28号線より以南は純血の猪が生息しています。
因みに、淡路島のイノブタ最大178キロがとれてます。しかも、繁殖力旺盛で年2回出産するので獲っても獲っても減りません。頑張って撃ちに、減らしに来て下さい。
私のイノブタのレコードは147Kgの♂です。
Posted by at 2018年01月11日 02:31
ボクちんさんはじめまして。
コメントありがとうございます。
たしか28号線より北だったと思うので、イノブタだったのかもしれませんね。
147キロすごいですね!
さらに178キロとかいるんですか(笑)
もうぶっ飛び過ぎてびっくりです。
淡路島は、猟以外でも毎年家族で旅行に行ったり、友人達と釣りに行ったりと、よくお世話になっていますので、これからは猟でもちょくちょく行かせてもらえたらなと思います。
淡路島、本当にいい所ですね!
Posted by Yu TLR at 2018年01月11日 08:06
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