さて、猪を獲った次の日の日曜日、久しぶりの全身筋肉痛の朝を迎えます。
さらに腰がかなり痛かったですが、頑張って起きます。
前日の夜は嬉しくて、ついついお酒を飲みすぎ、フラフラになりながら就寝。
携帯を見ると、多くの方からのおめでとうメールや、電話があったみたいですぐ返信させていただきました。
そして猪が気になったのですぐ沢に向かいます。
先日は、搬出や車に乗せるだけで2時間以上かかり、クタクタになっていたので、地元の猟友会の方に連絡し、沢につけて腹を出すのを手伝って頂きましたが、本当に助かりました。
ですがその沢はそんなに深くないので、夜中の間他の動物達に狙われるのではないかと心配していました。
一応搬出に使用したケースを上からかぶせ、石を置き帰りましたが、はたして・・・
そして現地到着。
ありました！
別に鳥や動物もいる事無く、食べられた様子もありません。
良かった・・・と思い一度帰宅し朝食だけ食べ、再度解体道具やごみ袋、クーラーBOXを持って向かいます。
そして近くの木に滑車をとロープをくくりつけます。
自分は忍び猟の時ステンレスの滑車（耐荷重約200キロ）とロープ、登山用のカラビナを常に持ち歩いています。
全く同じではありませんが下記のような物です。
ステンレス製 ブロック滑車1車オーフ 50mm
【ノーブランド品】アルミ カラビナ 24kn セルフ ロック 登山 空中作業- 黒い
そして解体で吊るす時、大物が獲れても1人で吊るせるようにこんな物を車に積んでます。
COM-SHOT 【 作業 効率 化 】 荷 崩れ 防止 ベルト 【 3m 】 オレンジ 荷締機 一人 暮らし 固定 運搬 大 掃除 【 耐荷重 1000kg 】 MI-RCB01-3-OR
これらがあれば今まで大きな鹿でも1人で吊るして捌けたので、そんな高い物でもないですし、持っていると便利です。
そして今回も一人で吊るして行きます。
ロープの端に輪を作り、そこに足をかけ全体重をかけますが・・・
ピクリともしません（自分の体重は65キロです）
さすが大物、腹を抜いても、少しも動かないなんて・・・
そしてラチェットベルトを使用し少しづつ上げて行きます。
そしてようやく上がりました。
そこから皮を剥いでいきます。
以前猟友会の方にブツブツが見えるぐらいしっかり脂を肉側につけるような感じで、と教わっていたのでそれを実施。
そんなに脂はありませんでしたが、それでも皮を剥ぐだけで2時間ぐらいかかりました。
そしてそこから大バラシを終え、クーラーBOXに入れて行きます。
途中、呼んでいた友人が差し入れなどを持ってきてくれて、それらを飲みながら無事解体を終える事ができました。
ですが8時頃からやり始め、終わったのが13時半。
猪大変ですね・・・
そして肉がどっさり（笑）
写真に写っている以外の物もあり、家には大きめの冷蔵庫ともう１つ冷凍庫がありますが、例え両方空でも入りきる量ではありません。
なので友人達を呼んで、猪祭りです。
念の為、よく焼く事と、天然物である事から自己責任である事、そして雄なので少し癖があると思われる事を話しました。
そして炭火で焼き、まず友人が焼きながらパクり。
・・・
うんめぇ～！
まじか！あれ？雄なのに？癖は？と聞くと
え？全然ないよ！むしろ何も付けてないのに脂に味があるよ！との事。
そんなまさか！と思い自分や、他の友人、弟などもパクり。
うんめ～！
今の時期の雄って癖があると思っていましたが、本当に脂に味？旨味？があり、美味しい！
以前1月に食べた雄は、焼いてる時から、すでに匂いがきつかったのでそのイメージでしたが、それが覆りました。
そしていろんな味付けを試してランキングにすると・・・
1位 生姜醤油
2位 ニンニク醤油
3位 塩胡椒
4位 わさび醤油
5位 何もつけない
6位 柚子胡椒
7位 焼き肉のタレ
8位 マヨネーズ
でした。
美味しい猪の味を引き立たせてくれる調味料が良かった印象です。
そして自作燻製機で燻製もして、猪を食べ続けます。
そして20時頃お開き。
肉は大人5人子供2人で1割ぐらいしか食べれなかったので、自宅用には少しだけ残し、他はみんなに持って帰ってもらいました。
みんなにも喜んでもらえて、本当に良かったです。
この２日間いろいろ大変ではありましたが、こうやって終わる事ができて、やっぱり猟をやっていて良かったなと思います。
もうすぐ猟期も終わり。
最後まで安全第一で、猟を楽しみたいと思います！
猪肉が美味しくて良かったね！
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