2018年03月11日

ついにお披露目!狩猟でドローンは使えるのか!?

先日ようやく大阪航空局からあるメールが届きました。

そう・・・無人航空機飛行許可承認!

仕事の休憩中でしたが、よっしゃ!と思わず言ってしまいました。

ここまで本当に長かったです。

ドローンを購入し、飛行訓練を行い(10時間以上)、かなり面倒な書類作成・・・

けれどようやく完了しました。

そう、これでようやく無人航空機ドローンの制限を解除し、飛ばす事ができるようになりました!

以前より狩猟でドローンは使えないか?というのをずっと考えていました。

狩猟用ドローンの選択

ドローンを活用し、狩猟のサポートをする。

それが自分のひそかな目標でもありました。

本当でしたら今季に間に合わせたかったのですが、貯めてたお金を銃身の購入に使ってしまった為、遅れる事になってしまいました。

ですが、それはそれで今季の目標が忍びで猪を獲るに変わっただけだったので良かったのですが、来期こそはドローンを本格活用したい!と思っていたので、またお金を貯め1月に購入。

そして、いろいろ準備にとりかかりました。

購入したドローンはこちら
DSC_0036-68a68.JPG

DJI製、mavic pro

【国内正規品】DJI Mavic Pro ドローン本体


正直mavic airとかなり悩みました。

【国内正規品】DJI ドローン Mavic Air Fly More コンボ (オニキスブラック)


ですが最後の決め手は、飛行時間、伝送距離、対風への安定性が優るPROを選択。

そしてついに、ドローンが手元に来たわけです。

ですがここで注意点があります。

このドローン、どこでも気軽に飛ばせる訳ではありません。

200グラム未満の機体ならそれほどではありませんが、200グラム以上の機体ですと航空法や小型無人機等飛行禁止法、道路交通法、電波法、その他いろいろな法律がからんでくるのです。

飛行禁止エリアや、飛ばし方によっては、即違反となってしまい、現に逮捕者もでています。

すぐにでも飛ばして報告したかったですが、ここは我慢。

いろいろ勉強して少しづつ歩みを進めてきました。

禁止エリアもそうですが、法律に違反しがちになるのは飛行方法です。

ざっとあげだけでこんなにあります。

※飛行禁止空域
•空港周辺
•150m以上の上空
•人家の集中地域

※飛行方法
•日中での飛行
•目視の範囲内
•距離の確保
•催し場所での飛行禁止
•危険物輸送の禁止
•物件投下の禁止

特に自分が注目すべきは目視の範囲と距離の確保でした。

ある程度高額なドローンを購入するとFPV(First Persson View )目視外飛行をしたくなるものです。

ですが、実はこれが意外と落とし穴。

できるからといってやってしまうと違反となってしまいます。

次に距離の確保

人又は物件との間に30m以上の距離を確保しなければなりません。

操縦者やそれに伴う関係者はのぞかれますが、第3者であったり、他物件に近づくだけで違反となってしまいます。

なんとかこれらの制限を解除したい・・・

そこで必要なのが飛行申請です。

航空局に申請し、飛行許可をもらいますがこれがまた非常に大変です。

まず飛行訓練が必要です。

最低10時間

プラス飛行方法に伴う飛行訓練が数時間

これだけでも大変です。

以前より自分はトイドローンを飛ばし練習してきましたが、勿論この機体でも練習は必要です。

この機体は飛ばせる時間は1バッテリー最長27分。

1個で運用してたらいつまでたっても練習がはかどりません。

なのでバッテリーを追加購入
DSC_0037-28dc0.JPG

お値段1個、約1万円・・・
(いろいろ売ってお金を工面しました(泣))

月日は流れ、当初よりかなり滑らかに操縦できるようになり、訓練を終えました。

そして次に待っていたのは、ややこしい書類の作成です。

いろいろ書式や、添付資料、写真の添付などもあり、さらに使う用途などで書き方も違う為、ネットの情報も参考にならない事も・・・

結局航空局の担当官に直接電話してお聞きし、書類を作成していきました。

ようやく出来た!と思い送付。
DSC_0034-fe6d9.JPG

と思ったら、数日後やり直しのメールが・・・

そんな事を繰り返し、ようやく先日飛行承認となったわけです。

正直な所、ここまでして運用し成果を得られるものかは疑問です。

練習してる際いろいろ分かってきましたが、伝送が強いとされるDJI製のドローンでさえ、画像の乱れや遅延などがあり、軍が運用しているドローンと比べるとまだまだほど遠いです。

他にもいろいろリスクもあり、自分のmavic proの重さは700グラム以上。

万が一、こんな物が人や物件に当たれば大惨事です。

故にドローン保険にも加入しなければなりません。

落下すれば勿論壊れます。

壊れたら10数万がさようなら。

とても狭いところに入れていくような使い方は出来ません(そもそもそういう使い方ではない)

ですが、挑戦してみたいと思います。

我ながら馬鹿だなと思いますが、馬鹿な事やってるよとぐらいに見といてやって下さい。

それでも楽しみです。

次回行く猟が今季ラストです。

そこで来季の足掛かりになるよう試してみようと思います。
DSC_0035-ad5b8.JPG

これからどうなるのか・・・

いろいろ今まで考えてきた事を少しづつですが、挑戦していこうと思います。

狩猟にドローンを導入楽しみだね!
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posted by Yu at 05:41| Comment(4) | デジタル機器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
将来的には鹿やイノシシをサーマルカメラや画像認識で認識して自動追尾するドローンを複数使っての1人または少人数のIoT
巻き狩りとかしてみたいですね。
今でも大型機を使用するなら技術的には十分可能な感じですが、システムとしては個人ではまだ金額も法的にも無理そうです。高解像度かつ小型の軍用水準のサーマルカメラも手に入りませんので。
Posted by うめぼし at 2018年03月11日 12:03
去年DJIの講習を受けましたが猟場での使用は道路・河川・飛行する地面の所有者の承諾が必要みたいなので注意して下さい。
後送電線も近づくのは御法度です。
規定飛行時間で定期点検も必要なので注意して下さい。
追伸 純正サーマルカメラ1台150~200諭吉
Posted by ヒロポン at 2018年03月11日 18:14
いつかそんな日がくればいいですね。
北海道のような場所でないといろいろ難しそうですが、本州でも場所を選定し、できる範囲の事をやっていけたらと思います。
Posted by Yu TLR at 2018年03月11日 19:20
受けられたんですか!
承認と届け出は違うというやつですね。
自分も少し航空局の担当の方に聞きましたが、法律も出来たばかりでまだ完全ではなく、微妙な所がまだまだ多いとか。
常に法律の更新もチェックしてくれとの事でした。
電線は正直かなり恐いです。
まずそんな所では飛ばしませんが、万が一触れてキズつけたら、リチウムバッテリーは間違いなく火をふくかと思います。
定期点検は安全飛行には必須な条件の1つですね。
プロペラも消耗品ですし。
サーマルはmavic用ありましたでしょうか?新しくでたのかな?
Inspire用なら知ってるんですが。
また調べてみますね。
まあ買えませんが・・・
Posted by Yu TLR at 2018年03月11日 19:35
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