ですが今回は忍び猟ではありません。
ドローンを使用したドローン猟です!
昨年航空局や市と話し、書類を提出するなどして許可も頂き、猟期まで偵察活動も行ってきました。
そしてついに先日、猟として初フライトを行ってきましたので、今日はその話しをさせて頂こうと思います。
このブログを始める1つのきっかけとなったドローンでの猟。
1年間ずっと楽しみにしていましたが、猟期になり忍び猟で初日から猪の跡を追って猪に会い、それからも猪の跡を追って猪を狙い、獲るという楽しさから、ついついドローンを後回しにしてしまいましたが、年が明けてドローン熱が再燃してきました。
ですが忍び猟で猪の跡を追うのもまたやりたいので、ある物が揃うまではドローンでの猟に視点を向けたいと思います。
さて、先日そのドローンを用意し、猟場に行ってきました。
まず早朝山に到着し、着替えてバックパックにドローンと予備バッテリーなど一式を詰め、山を上がります。

自分はドローンで偵察だけでなく【使用しながら獲る】という所が最終目標ですので、携帯性は必須です。
なので、携帯性と、飛行時間、他性能の比較してDJI製のMavic Proを選びました。

【国内正規品】DJI Mavic 2 Pro
(使用しているのはMavic1です)
そして山頂に到着し銃を置き用意に入ります。

(薬室は解放し、弾は勿論装填されていません)
そして上げれそうな場所を確認。

地面の障害物を取り除き、均して発着地作りを行います。
そしてドローンのシステムチェック。

システム異常無し、少し北風が強いですが、この程度なら補正でなんとか大丈夫です。
GPSも受信完了、感度良好、ホームポイント登録完了。
よし、離陸!

センサー類も異常無し、姿勢安定。
行ってこい!

気持ちいい大空へ舞い上がって行きました。
そして周囲をチェックしていく前にドローンの準備運動。
モーターやバッテリーも冷えているので、温まらない内は急激な動作は控えないといけません。
準備運動中バッテリーの低温の注意と強風の注意が出ましたが、準備運動でバッテリー低温注意は解除、強風も注意はたまにでるものの、補正で問題無し、ただ障害物への接近は避けたほうがよさそうです。
準備運動も終わりました、よし前進!
ドローンを進めると冬の澄んだ景色が広がっていました。

地面にはポツポツ雪の跡が見えますね。

そして獲物を探そうと山を確認していきますが・・・
まだ少し日が当たっていない部分は暗く、画面ではなかなか確認しずらかったです。

ですが確認できるギリギリまで下ろし、いろいろ見て行きますが、なかなか獲物を発見できません。

う~ん、なかなか見にくいな・・・
一応自分は少し古いiPadを使用しているので、スマフォよりは見やすいのですが、それでも山の中の鹿や猪といった動物を探すのは難しいです。
う~ん、もっと画質が良いやつが欲しいな・・・とぶつくさ言いながら移動しつつ探していきます。
そしてバッテリーを変えつつ、大きく移動しつつと見て行きますが、なかなか発見できません。
そうこうしているうちにバッテリーを全て使い切りました。
仕方ないと、車に戻り、カーチャージャーで再チャージ。
その間車で少し移動します。
そして山の様子を見ながら数時間が経ち、ある程度充電完了。
よし、もう一度飛行開始!
以前鹿の跡が濃かった場所なので、少し期待したい所です。
ですが開けた場所も少ないので見るポイントが限定されます。
まず茂み周りのチェック。

この茂みは、以前忍び猟で初めて獲った猪が寝てた場所です。
あの時は跡を追ってる最中、茂みに近づく時音を立ててしまい、飛ばれてその後別ルートで谷に先回りして獲る事ができました。
そんな事を思い出し、ドローンが近づいたらまた飛び出すのではないかと期待しながら、以前逃げたルートの尾根からドローンを操作しています。



残念ながら出る事は無く、帰って大きな画面でもチェックしましたが、獲物は確認できませんでした。
しかたない・・・と諦め、別の尾根を最後のバッテリーで挑みます。
自分も偵察目標の尾根の向かいにあるドローンを上げれそうな場所を探し、上げたらドローンが見えつつ濃い獣道が狙える位置で操作。
そして飛行を開始し、数分後・・・
ピー!!!
おっ!鹿の警戒鳴き!
何処だ!

必死で探しますが見当たりません。


確認できない・・・せめてこっちにこないかな・・・
と思いきや、残念ながら来ることも無く、バッテリーが危険域に。
しかたない、と最後の飛行から戻しました。

が・・・お気づきになられましたでしょうか?
【必死で探しますが見当たりません。】の下2枚の写真には鹿の群れが映っているのです。
自分も現地では気づきませんでしたが、帰ってパソコンの良い画質の大画面で見ると発見できました。
よかったら探してみて下さいね。
Twitterでもショート動画をのせてますので、よかったら見てみて下さい。
Yu_TLR / YuTLR
ぐあ~!
やっぱり鹿の群れが映ってた~。
猟場じゃ見にくいから見つけるの難しい。
かといってiPad以上の画面は携帯性に問題あるし。
サーマルマビック欲しいな・・・
けどサラリーマンには無理だ~!
山での操作のレベルをもっと上げて… https://t.co/tbhCP9T0rw at 01/13 03:51
最後に答えの拡大画像をのせますね。
という事もあり、墜落する事なく無事帰還したわけですが、やはり現地のiPadで発見するのは、よく確認しないと難しいです。
欲を言えばサーマルが欲しい所ですが、40万円するので、さすがにサラリーマンにはハードルが高いです。
ですが無い物ないという所で、あとは何とか山での操作技術を向上させ、ギリギリまで近づくしかありません。
しかしながら今回の発見で、鹿に関してはなかなか貴重な情報が得られたと思っています。
これなら違ったアプローチでドローンを使い、獲る事も可能ではないか?との考えもでてきたので、今度はそれを試してみようと思います。
さて、さきほどの答え合わせです。
まず1枚目の写真
中央やや右上にご注目下さい

お尻が数頭見えます。
そして2枚目の写真
中央やや左下にご注目

こちらは数頭もろに確認できて、何頭かはこちらを興味深く見ています。
画像では分かりずらいですが、この集団の少し上にもいるんです。
以前発見した時もそうでしたが、ドローンの音や姿を確認しても、すぐ走りだすような感じではなさそうです。
いかがでしたでしょうか?
まだまだドローンを山で運用するには難しい部分はありますが、それでも腕と場所次第では、空の目となる大きな可能性を秘めていると思っています。
これからも、少しづづではありますが、詰めていけたらなと思っていますので、単独猟のまた違ったジャンルとして、忍び猟と合わせて頑張っていこうと思います。
今後に期待できそうだね!
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サーマルカメラがもうすこし値段下がればいいですね。
サーマルはまだまだ値段が高いので、普通のサラリーマンには手が出ません(泣)
どう思いますか?ドローンに機銃でもついてれば良いんですけどね(笑)。
難しいですが、いろいろ分かってきた事もあるので、また楽しみにしていて下さい。
プロペラ音は小さくもできますが、今はあえて大きい物を使用しています。
音が大きいのはデメリットだけではないので、いろいろ研究中です。