2019年01月15日

今季初の単独ドローン猟!

先日単独猟に行ってきました。

ですが今回は忍び猟ではありません。

ドローンを使用したドローン猟です!

昨年航空局や市と話し、書類を提出するなどして許可も頂き、猟期まで偵察活動も行ってきました。

そしてついに先日、猟として初フライトを行ってきましたので、今日はその話しをさせて頂こうと思います。

このブログを始める1つのきっかけとなったドローンでの猟。

1年間ずっと楽しみにしていましたが、猟期になり忍び猟で初日から猪の跡を追って猪に会い、それからも猪の跡を追って猪を狙い、獲るという楽しさから、ついついドローンを後回しにしてしまいましたが、年が明けてドローン熱が再燃してきました。

ですが忍び猟で猪の跡を追うのもまたやりたいので、ある物が揃うまではドローンでの猟に視点を向けたいと思います。

さて、先日そのドローンを用意し、猟場に行ってきました。

まず早朝山に到着し、着替えてバックパックにドローンと予備バッテリーなど一式を詰め、山を上がります。
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自分はドローンで偵察だけでなく【使用しながら獲る】という所が最終目標ですので、携帯性は必須です。

なので、携帯性と、飛行時間、他性能の比較してDJI製のMavic Proを選びました。

【国内正規品】DJI Mavic 2 Pro

(使用しているのはMavic1です)

そして山頂に到着し銃を置き用意に入ります。
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(薬室は解放し、弾は勿論装填されていません)

そして上げれそうな場所を確認。
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地面の障害物を取り除き、均して発着地作りを行います。

そしてドローンのシステムチェック。
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システム異常無し、少し北風が強いですが、この程度なら補正でなんとか大丈夫です。

GPSも受信完了、感度良好、ホームポイント登録完了。

よし、離陸!
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センサー類も異常無し、姿勢安定。

行ってこい!
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気持ちいい大空へ舞い上がって行きました。

そして周囲をチェックしていく前にドローンの準備運動。

モーターやバッテリーも冷えているので、温まらない内は急激な動作は控えないといけません。

準備運動中バッテリーの低温の注意と強風の注意が出ましたが、準備運動でバッテリー低温注意は解除、強風も注意はたまにでるものの、補正で問題無し、ただ障害物への接近は避けたほうがよさそうです。

準備運動も終わりました、よし前進!

ドローンを進めると冬の澄んだ景色が広がっていました。
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地面にはポツポツ雪の跡が見えますね。
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そして獲物を探そうと山を確認していきますが・・・

まだ少し日が当たっていない部分は暗く、画面ではなかなか確認しずらかったです。
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ですが確認できるギリギリまで下ろし、いろいろ見て行きますが、なかなか獲物を発見できません。
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う~ん、なかなか見にくいな・・・

一応自分は少し古いiPadを使用しているので、スマフォよりは見やすいのですが、それでも山の中の鹿や猪といった動物を探すのは難しいです。

う~ん、もっと画質が良いやつが欲しいな・・・とぶつくさ言いながら移動しつつ探していきます。

そしてバッテリーを変えつつ、大きく移動しつつと見て行きますが、なかなか発見できません。

そうこうしているうちにバッテリーを全て使い切りました。

仕方ないと、車に戻り、カーチャージャーで再チャージ。

その間車で少し移動します。

そして山の様子を見ながら数時間が経ち、ある程度充電完了。

よし、もう一度飛行開始!

以前鹿の跡が濃かった場所なので、少し期待したい所です。

ですが開けた場所も少ないので見るポイントが限定されます。

まず茂み周りのチェック。
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この茂みは、以前忍び猟で初めて獲った猪が寝てた場所です。

あの時は跡を追ってる最中、茂みに近づく時音を立ててしまい、飛ばれてその後別ルートで谷に先回りして獲る事ができました。

そんな事を思い出し、ドローンが近づいたらまた飛び出すのではないかと期待しながら、以前逃げたルートの尾根からドローンを操作しています。

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残念ながら出る事は無く、帰って大きな画面でもチェックしましたが、獲物は確認できませんでした。

しかたない・・・と諦め、別の尾根を最後のバッテリーで挑みます。

自分も偵察目標の尾根の向かいにあるドローンを上げれそうな場所を探し、上げたらドローンが見えつつ濃い獣道が狙える位置で操作。

そして飛行を開始し、数分後・・・

ピー!!!

おっ!鹿の警戒鳴き!

何処だ!
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必死で探しますが見当たりません。
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確認できない・・・せめてこっちにこないかな・・・

と思いきや、残念ながら来ることも無く、バッテリーが危険域に。

しかたない、と最後の飛行から戻しました。
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が・・・お気づきになられましたでしょうか?

【必死で探しますが見当たりません。】の下2枚の写真には鹿の群れが映っているのです。

自分も現地では気づきませんでしたが、帰ってパソコンの良い画質の大画面で見ると発見できました。

よかったら探してみて下さいね。

Twitterでもショート動画をのせてますので、よかったら見てみて下さい。


最後に答えの拡大画像をのせますね。

という事もあり、墜落する事なく無事帰還したわけですが、やはり現地のiPadで発見するのは、よく確認しないと難しいです。

欲を言えばサーマルが欲しい所ですが、40万円するので、さすがにサラリーマンにはハードルが高いです。

ですが無い物ないという所で、あとは何とか山での操作技術を向上させ、ギリギリまで近づくしかありません。

しかしながら今回の発見で、鹿に関してはなかなか貴重な情報が得られたと思っています。

これなら違ったアプローチでドローンを使い、獲る事も可能ではないか?との考えもでてきたので、今度はそれを試してみようと思います。

さて、さきほどの答え合わせです。

まず1枚目の写真

中央やや右上にご注目下さい
画像20.jpg

お尻が数頭見えます。

そして2枚目の写真

中央やや左下にご注目
画像21.jpg

こちらは数頭もろに確認できて、何頭かはこちらを興味深く見ています。

画像では分かりずらいですが、この集団の少し上にもいるんです。

以前発見した時もそうでしたが、ドローンの音や姿を確認しても、すぐ走りだすような感じではなさそうです。

いかがでしたでしょうか?

まだまだドローンを山で運用するには難しい部分はありますが、それでも腕と場所次第では、空の目となる大きな可能性を秘めていると思っています。
DSC_0458.JPG

これからも、少しづづではありますが、詰めていけたらなと思っていますので、単独猟のまた違ったジャンルとして、忍び猟と合わせて頑張っていこうと思います。

今後に期待できそうだね!
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posted by Yu at 07:40| Comment(4) | 2018年狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
動画見てもまったくわからなかった。

サーマルカメラがもうすこし値段下がればいいですね。
Posted by ken at 2019年01月19日 12:40
山中だと木化けしてたりしますので、目で直接見ても分かりづらいのに、画面となるとさらに分かりにくいです。
サーマルはまだまだ値段が高いので、普通のサラリーマンには手が出ません(泣)
Posted by Yu TLR at 2019年01月19日 21:45
確かにこの画像は焦っていたらみつけられないと思います。今後ドローンを使ってドローン猟をする予定はありますか?ドローン猟で偵察しながら獲るということは結構難しいのでは?ドローンのプロペラの音で逃げられてしまったり、現場に焦って向かってしまい、その時に逃げられてしまうというような結果になってしまうと思うのですが。
どう思いますか?ドローンに機銃でもついてれば良いんですけどね(笑)。
Posted by まっつー at 2019年01月27日 15:46
勿論ドローンでの猟は自分の目標としてきた事ですので、いろいろやっていこうと思っています。
難しいですが、いろいろ分かってきた事もあるので、また楽しみにしていて下さい。
プロペラ音は小さくもできますが、今はあえて大きい物を使用しています。
音が大きいのはデメリットだけではないので、いろいろ研究中です。
Posted by Yu TLR at 2019年01月28日 00:08
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