その日もいつもと一緒で、犬を使用した巻き狩りです。
自分は一番下の待ち場に着かせてもらい、いざ開始。
犬がこっちに向かっていると連絡が入り、そろそろかなと思い身構えていると、小走りで若い雄鹿が1頭来ました。
谷の斜面で待っていて、谷に下りた瞬間を狙いましたが、木が邪魔して撃てず、少し見送って登りに差し掛かり減速した瞬間に背後から狙う感じで発砲。
ドン!
鹿は1発で崩れ、転げ落ちます。
弾は左の背中中央付近からに入り、右前足付近から抜けていました。
まだ来るかもと息を潜め待っていると、上の待場で発砲音!
おっ、獲れたかなと上を見た瞬間、大きめの雄鹿が全力ダッシュで下ってきます。
今度のは速い!しかもさっきよりちょい遠めだ!
40mぐらい先をすごいスピードで下っていきます。
前目に発射!
ドン!
鹿の足がガクっとなり前転します。
止まったかな?
と思っていると立ち上がりまた走ります。
まずいと思いすかさず2発発射!
ドン!ドン!
完全に崩れ立つ事はもうできなさそうです。
よし、終わったかな?と見ていると、首が動いていたのでまだ息があります。
このままでもあと数分で息絶えると思いますが、苦しんでいる姿を見るのはやはりつらいので、確実に首を狙い発砲。
ドン!
止める事ができました。
上の待場の方が外してしまったと言っていましたが、外れても矢をかけられたら動物もアドレナリンが出るからなのか、やはり矢にも強くなる印象です。
この雄鹿は多分1発目は右後ろ脚上、2、3発目は胸、左前足、止めは首となりました。
その後解体となり、大きい方の雄鹿は猟隊の方が捌き、自分は若い方の雄鹿を捌きます。
弾痕を見てみると・・・
写真から見て右から左へ貫通していますが、抜けた方の左側は結構ひどい事になっています。
そしてその付近から弾頭のカケラが2つほど見つかったので、弾は当たった後、弾頭が開き何個かに分かれて進んでいる感じでした。

当たり処にも勿論よりますが、ホローポイントなだけあってかなり高威力な弾頭なと感じます。
まさに猟にはかなり向いている弾頭だと思うので、これから有害でも猟でも活躍してくれたらなと思います。
初のハンドロード弾での確保良かったね!
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