自分も今期の猟装を整え、15日には忍び猟、そして17日には地元のグループでの巻き狩りに参加してきました。

地元では有害を行ってはいますが、猟期とはまた別ものですので、やはり山を歩いているだけで何か嬉しく感じてしまうのは自分だけではないはず。
そんな初猟の様子を今回書こうと思います。
まず15日の忍び猟。
今期も基本忍び猟はA-bolt、巻き狩りはVERSA MAXでいこうと思っていますので、15日はA-boltで向かいました。

朝からソワソワしてしまい予想より早く猟場に到着。

ついにこの日がきたな~といろいろ考えながら着替えます。
夜明け15分前ぐらいに行動開始。
山を少しづつ登っていくと、すぐに鹿の警戒鳴き。
あたたた、油断した・・・
この日は初猟なので昨年同様、猪狙いでいこうと思っていましたが、鹿だったとはいえ先手をとられるのは警戒心が足りませんでした。
久しぶりだし慎重ににいかないと・・・と思いながら山を歩いていきます。
どんどん山の中に入っていくと、山頂の方から少し大きめの羽音。
あれは・・・
真っ赤な山鳥!
地面に降りてきて歩いたり跳ねたりしています。
山鳥か~、サボットじゃだめだよな~と、撃てる距離でもありませんでしたが、綺麗の物見させてもらったなと、さらに気分よく山を歩いていきます。
すると少し先からかすかな音が聞こえだしました。
この音・・・4つ足・・・
だけど姿が見えない・・・
尾根の先か。
目の前の尾根の少し手前で待ち構えます。
すると・・・
鹿か~
2頭の鹿が尾根から出てきました。
しかも全く気づいておらず、自分の1本上の獣道をこちらに向かって歩いてきます。
これはどこまで近づいてくるんだろうと、動きを止めじっと見ておきました。
25m・・・20m・・・15m・・・
するとさすがに何かに気づいたのか、先頭の鹿が頭を上げて見渡し、自分の方を向いて数秒後すごい勢いで来た道を引き返していきました。
その後も残念ながら出会えるのは鹿だけだったので遠くから鹿をスコープで覗いたり・・・
その時の動画がこちら
Yu_TLR / YuTLR
こっちは対照的に60mぐらいあったのにスコープを覗いてると3頭中1頭が何かに気づいたかキョロキョロしはじめ警戒鳴き(音量注意)
微妙な音が聞こえたのか、匂いがいったか・・・
何にせよ動物のこういった反応の違いが面白い。 https://t.co/HUlLm4Dk6T at 11/15 08:07
う~ん残念、お昼前になったので車に引き返します。
というのも、以前から農家の友人がやっている畑に、猪や鹿が出て困っていると聞いていて、昼から行かせてもらう事になっていました。
少し遠かったですが無事目的地到着。
久しぶりに友人とも直接話し、いろんな昔話もしながら畑を見回ります。

話を聞いていくと、山との境界線に柵を設置しているようですが、何故か入ってきて荒らしているとの事で、違う所からきているのか・・・などいろいろ調査が必要のようです。
とりあえずその柵周辺を確認しに山に入ります。
柵にはある程度の間隔で扉があり、比較的しっかりした扉と柵です。
この柵なら飛び越えられる心配は無さそうなんだけどなと、柵沿いに歩いていきます。
すると藪が生い茂る場所にきました。
こういう場所ほど点検しないとな・・・と藪漕ぎ開始です。
そしてどんどん藪の中に進んでいくと、なるほどこれか!
藪の中にある柵がちょっとした山崩れでほぼ倒れています。
周辺にはあきらかに獣が行き来している様子も多数あり。
これじゃ入ってくるわけだ。
そしてさらに進むと同じような箇所がもう1つあり、ある程度村の方に出た所で確認終了。
友人の畑まで引き返します。
そして状況を報告。
やっぱりそうだったか、すぐなんとかするわと言っていました。
そしてだいぶ時間もせまってきていましたが、せっかくなので一番近い山を少し巡回。
鹿にも猪にも会えませんでしたが、ある程度地形を把握できたので、次回来た時は鹿もしくは猪の寝屋に突入をかけれそうです。
農家さん達も苦労しているようで、鹿や猪の他にもヌートリアも悪さをして大変だと言っていました。
ヌートリアは意外だったのでびっくりしましたが、他にもいろいろ聞けて自分も良い経験となりました。
今回の藪の中の柵だったりもそうですが、なかなか農家さんも手が回りきらない現状があるようで、そういった時にハンターである自分が少しでも役に立てて良かったなと思います。
少し遠い村なので、すぐに行く事は難しいですが、次回行くときはじっくり山を攻めて対策をできたらなと思います。
農家さん達とうまく連携できたらいいね!
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