昨年も多くの方にブログを読んで頂き、書いている者として励みとなりました。
まだまだハンターとしても、人としても半人前ではありますが、日々精進してまいりますので、今後とも何卒宜しくお願い致します。
さて、今回は大晦日に令和元年最後の忍び猟に行ってきました。
この日は大晦日という事もあり昼からは家族とゆっくりしたかった為、午前中のみと決めて出猟しました。
日の出と同時ぐらいに猟場に到着。
この日は帰る時間も考えないといけないので、近場で獲物の気配が比較的濃い山を選択しました。
山に到着すると・・・
すごい霧だ・・・
霧が濃いのでA-boltの射程を生かしきれないかなと当初のプランをいろいろ考えながら着替えを行います。
当初のプランは気配の濃い見通しのいい場所を忍び足で回っていく予定でしたが、変更し木が込み合った場所にする事にしました。
そうする事で射程は生かせないが、普段見つけにくい場所でもお互いの距離が近い為、視覚以外の音による発見が逆に有効かなと考えました。
そして目的のポイントに到着。
霧の森を進んで行きます。
風はほとんどなく、時折吹く程度。
音はよく響く為慎重に動きます。
動いては止まり、動いては止まり、いつもの動きを繰り返します。
そうしている内に道が濃いポイントにでました。
その道は射線もとりやすく自分が立っているすぐ下は交差点になっています。
この時間帯ならこれにのってくるかも・・・
そう思い少し待つ事にしました。
そして数十分後・・・
カサッ・・・
きた、のってきた・・・
向いの尾根から小さな谷を若い雄鹿下りてきます。
この角度、距離、進行方向、いけるかも・・・
道が濃いので進行方向が分かり自分に近づいてくるのが分かります。
ヘッドショット、ずっと狙ってみたかった。
普段は前足の羽子板狙いのバイタルしか狙いませんが、この条件なら狙えます。
ただ立射、いけるか・・・
道をゆっくり進んできますが、エサを探しながら来ているのか、首を大きく振りながら歩いています。
首が動く・・・いや、惑わされるな・・・
必ず首は戻る・・・首の動きを読め・・・・
頭が中央の進行方向に戻る一瞬を狙います。
神経を研ぎ澄ませ・・・
指先に集中しろ・・・
一瞬で息を止めろ・・・
ゆっくり鹿が歩いてきます。
首が・・・
・・・右
・・・左
首が・・・戻る!
ふっ(息を止める)
ピタッ(頭が戻っ・・・)
ドン!
鹿が大きく崩れます。
よし!
鹿に近づきます。
鹿は絶命していますが、体が微妙に動いています。
着弾を確認すると・・・
やった・・・
ついにやった・・・
頭の裏側を見てみると弾は首から抜けていました。
頭蓋骨が割れているからか角がグラグラします。
ありがとう。
そしていつものように血抜きを行い、余韻を感じつつ一度車に戻ります。
今回もハンターハンガーを持ってきて解体です。
足場があまりよくありませんが、それでも以前よりもかなり早く設置も吊り上げもでき、ハンガーの設置のしやすさが助かります。
皮を剥ぎ解体開始。
やはり自分のような初心者ハンターでも、綺麗で衛生的に解体ができます。
あっという間に足だけに、だいぶ解体も早くできるようになりました。
そして埋設を終え、肉、ハンガー、シャベルを持ち車へ。
10時前には車に戻る事ができました。
帰宅し肉の処理を終え一息。
昼からは予定通り家族とまったり過ごせました。
令和元年の最終日、最高の形で終える事ができ、最高の銃A-boltに感謝したいと思います。
良い銃との出会いに感謝だね!
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