ですがその日は犬がおらず、人が犬役で追い立てて行う巻き狩りです。
もちろんその追い立て役には自分が立候補。
新人さんも多いですし、自分は一番の若手でもありますので、頑張って動いて出してあげれたらなと気合を入れていきました。
早朝いつもより早起きして準備。
この日はやる予定の場所をあらかじめ決めていたので、その場所以外で集合時間までに、忍びで鹿を獲ってから向かおうと思っていました。
そして銃を取り出し、さあ出発だ!と玄関へ向かった所、子供がなぜか起きてきて、『お父さん・・・もれちゃった・・・』と。
お~い(笑)
妻は寝てるし、下の子も起こすと可哀そうなので、銃を背中に担ぎながら子供を急いで着替えさせ風をひかないうちに布団に戻しました。
そしてパンツとズボンの処理。
銃を担ぎながらの風呂場はかなり狭かったです。
そして少し遅れて猟場に向かいました。
予定の場所に到着して、着替えと準備運動。
その日はかなり寒く雪が少し積もっていました。
寒いな・・・と震えながら鹿の寝屋前に向かいます。
その日も狙いは寝屋前での朝帰りを待ち伏せます。
まだ夜明け前なので薄暗い山の中を忍んでいきます。
ある程度歩き予定ポイントに着きました。
集合時間は8時、解体と埋設の時間もいるので1時間弱。
予想は当たるか・・・
数分後・・・
きた・・・
まず見えてきたのが小さい小鹿。
こいつは撃たない、別の個体は・・・
音が複数聞こえるのでまだいます。
じっくり待っていると、小鹿の数m右から雌鹿が見えてきました。
よし、良い個体だ、この鹿にしよう。
ただ枝が邪魔してすぐには撃てません。
できればじっくり待って枝がない所まで引き付けたい所ですが、時間がありません。
枝の間を通すしかない。
間隔の大きい場所を選びます。
あそこだ。
その場所に鹿のバイタルが入れば撃ちます。
構えて・・・
・・・
入った!
銃声が木霊します。
狙った鹿は崩れ落ち、左にいた小鹿とその後ろにいた雌鹿が寝屋の方向に逃げていきます。
そして寝屋の方からはまた別の個体が起きてこちらに走ってきました。
どうやら1頭すでに入っていたようですね。
撃った鹿は起き上がる気配がないので鹿に近づきます。
美味しそうな雌鹿です。
そして止めさしと血抜き。
急いで解体に入ります。
狙いは背骨から心臓に向けて撃ちましたが、着弾は狙いより数㎝右。
ですがバイルゾーンには入っていたので良かったです。
忍びで獲った獲物は巻きで獲った獲物に比べて血の周りが少ないのがいいのかもしれませんね。
解体を終え急いで埋設。
そして集合場所に急ぎます。
少し遅れそうだったので猟隊の方に連絡。
若干遅刻してしまいましたが、なんとか合流できました。
その後すぐ巻き狩りを開始しなんとか頑張って獲物を待ちに届けれましたが、残念ながら確保には至らず残念な結果となってしまいました。
ただ自分ももっとだせる予定だったので、自分もまだまだだなと反省です。
そして忍びで獲った鹿肉を欲しい方にお裾分けし帰宅。
1日中歩き回った日でしたが充実した1日でもありました。
今日の獲物に感謝し、猟期後半戦まだまだ頑張ろうと思います。
巻きは残念だったけど、忍びで獲れてよかったね!
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