以前から欲しいと思っていた職人さんのナイフがあり、なかなか手がだせずにいたのですが、昨年末のナイフショーで自分が欲しいと思っていた形状のナイフが新作として出店されたので、思い切って購入してみました。
そのナイフはI川商店の威風志郎さん作、伊吹(改良型)です!
さて、この伊吹(改良型)のナイフを作ってもらうまでの経緯を少しお話しようと思います。
以前からI川商店さんで売られているナイフによく使われている鋼材、ZDP189粉末ハイス鋼に魅力を感じていました。
この鋼材凄まじく硬い鋼材で、カスタムナイフや職人さんが使う包丁の為に作り出されたステンレス鋼なんだそうです。
そんな最高峰の鋼材で作られたナイフを手にしてみたいというのは必然でした。
ただデメリットとして、超高硬度が故に加工が難しく非常に手間と時間がかかってしまい、結果お値段もそれ故のお値段となっていまいます。
しかし昨年末新作の伊吹を見た瞬間これしかない!と思いI川商店さんに連絡をさせて頂きました。
そこからいろんなお話をさせてもらい、伊吹の鋼材をSPG2からZDP189に変更し、刃の長さも長くしてもらいました。
そして完成したのが今回の伊吹改良型になります。
厚みが5㎜、刃長が13.5㎝
シースはカイデックスの迷彩柄でロック機能も付いているというナイフからシースまで素晴らしいものとなっています。
切れ味も凄まじく、以前忍び猟ツアーで同行してもらった登山好きの友人に貸した所、こんな切れるナイフ初めてだと終始感動しきりだったほどです。
そして一番の特徴ともいえる、その切れ味の持続性です。
超高硬度が故に、なかなかその切れ味が落ちません。
以前鹿1頭解体してなにもメンテナンスせず帰ってきて紙を切った所、変わらずスパスパ切れました。
Yu_TLR / Yu
これが鹿1頭解体して、その後調理の時まな板の上でガシガシ使って、洗っただけでの切れ味。
凄まじい長切れ、そして切れ味。
いや、本当に友人も自分も、なんだこのナイフは!ってなりました。 https://t.co/GqEQ9EGozN at 01/31 00:14
本当に素晴らしい切れ味と長切れだと思います。
あとこの伊吹、もう1つ特徴があります。
なんと夜になるとハンドル部が光ります!
ハンドルに蓄光素材が使われているらしく、光を吸収する事で暗い所では青くぼんやり光ります。
性能もそうですが、デザインや美術的な観点からも素晴らしいナイフだと思います。
ただ少し心配なのがこの切れ味が落ちた時、研ぐのが大変な所。
ですがそれも心配いりません。
I川商店さんでは送料を負担すれば無料で研いでくれるサービスがついています!
研ぐのが苦手な方やZDP189を研ぐのに時間をかけれない方には嬉しいサービスですね。
ちなみに自分はやってみたい派なのでこんな砥石を買ってみました。
粉末ハイス鋼や青紙スーパーなどの超高硬度用の砥石になります。

セラミック 砥石 ハイス#1000 最上級 京東山 中仕上砥石 粉末ハイス包丁用
これからますますこのナイフを使うのが楽しみになりました。
来期の猟もそうですが、これからの有害でもがんがん使い、このナイフの良さを堪能していこうと思います。
素晴らしいナイフだね!
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