2018年02月22日

淡路島にて忍び猟、後半戦!

さて前回の続き、昼からの後半戦です。

合流地点に戻り、一人で反省会をしながら連れてきていただいている大阪のハンターさんを待ちます。

そして迎えに来ていただき車に乗り込みます。

そしてそちらはいかがでしたか?とお聞きすると、なんと雌の猪を1匹獲られたとの事。

先週も大きな雌を獲られており流石ですね!とお伝えすると、犬が頑張ってくれてるからですよとご謙遜されていました。

自分は忍びだろうが、犬でだろうが、実力には変わりなく、その犬をばっちり育てあげられるのも実力と思いますので、やっぱり獲れるのはすごいなと思います。

そして昼からは場所を移動し、再度分かれて猟の開始です。

ただ昼からは獲られた猪の回収があるので15時半までとの事でした。

と言う事は数時間しかないので、猟のやり方を変えます。

普段猪を狙いに行く時は基本足を辿りますが、どうしても時間がかかります。

なので、出会う確率は少し下がりますが、日当たりの良い尾根攻めに切り替えます。

とりあえず山道を歩いていき、尾根近くで食み跡や足が尾根に向いていたら、その尾根を攻めるというやり方です。

そして開始。

1つ目の日当たりの良い尾根近くで即、良い足を発見。

尾根に向かいます。

ただ途中から谷に足が落ちていたので、あららと思いましたが、そんなに大きな尾根でなかったので進みました。

すると・・・

大きな寝屋がありました。

最近は使ってなさそうな感じでしたが、大きい猪が数匹は入るんではないか?と思えるぐらい大きな寝屋でした。

ですが猪はいなかった為、山道に戻ります。

そしてまた歩き始め、2、3の尾根近くにはそれらしい跡は無し。

そして4つ目の尾根近くを見ていると足が!

ですがこの足は日当たりの良い尾根とは逆の斜面に向かっており、先には竹藪がありました。

行こうか迷いましたが、その竹藪は倒れた竹が多かった為不利だなと思い見送り、5つ目の尾根に向かおうとした時、その竹藪からまた別のルートで日当たりの良い尾根の方向へ向かっている足がありました。

よし、と思い尾根に向かいます。

そしてしばらくすると・・・

臭う・・・臭います。

そう獣臭。

この臭いを嗅いだ瞬間、雄かなと思いながら慎重に進みました。

そして発見したのは・・・
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猪の生フン!

まだツヤツヤで臭いもけっこうしました。

何食べているんだ・・・

と思いながら、これは近い・・・と、さらに慎重に歩き始めます。

そして尾根先付近が見え始め、尾根先付近に少し盛り上がった所がありました。

それに向かって歩いていて、20mぐらい近づいた所で・・・

ガササササ!

!!!

しまった!

急いで追いましたが、姿も見えませんでした。

だいぶゆっくり歩いていて、音もそんなに出ていないと思いましたし、風向きもほぼ無風だったのに何故だ!

と振り返ると、歩く速さは遅めでしたが、テンポが人ならではのテンポだったのでそれかもしれません。

逸る気持ちになると、何処かが抜けてしまいがちになってしまうので、反省です。

一応別のルートから尾根を下りてみました。

そして下りきったあたりで今どのへんかな?とGPSを確認していると・・・

フシュ~

!!!

GPSを操作していた手を止め、目だけ動かし周辺を確認します。

猪の鳴き声?初めて生で聞きました。

何処だ・・・

確認していると、谷を挟んで、逆の斜面に親子連れが藪に入っていくのが見えました。

あんまり大きくなかった親でしたが、親は一瞬で、子供は1匹後ろからついてきてました。

チャンス!

と銃を構えます。

時折藪が動くので中にいるのは分かります。

出てこい出てこいと待ちますが、なかなか出てきません。

そして集合時間が近づいてきます。

集合場所に到着する時間を逆算するともう時間が無い!

ですが諦めきれず、もう少し待ちましたがタイムアップ。

はぁ~とため息をつきながら引き返しました。

少し遅れてしまいましたが、大阪のハンターさんも犬の回収が少し遅れていた為、大丈夫でした。

そして合流し午前中獲れた猪のもとに向かいます。

沢に沈めてるとの事でしたので、その沢に行き、猪を引き上げます。

ですがその場所から車まで、かなりの高低差がありました。

なかなかの大きさの猪、2人で大丈夫かな?と思っていると、大阪のハンターさんが電動ウィンチたる物を持っておられ、それを上手く使い搬出を行いました。

電動ウィンチなかなか良いものでした。

そして車に乗せます。
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美味しそうな猪です。

そして無事淡路島での猟を終える事ができました。

残念ながら今回も自分では獲れませんでしたが、過去1番の遭遇率となり、着実に猪を追えるようになっているのが分かりました。

ですが獲れないのはやはり、まだまだ未熟な所がある為なので、これからもいろいろ考え精進していきたいと思います。

今回も自分のような新米ハンターを連れて行ってくれた先輩ハンターさんに感謝です。

道中も楽しい話題で話がはずみ、さらに美味しい猪肉まで分けて頂きありがとうございました。

そして裁いて自宅までわざわざ持ってきてくれたのは、以前淡路に行った時に同行していただいたハンターBさんです。

お二人のご配慮に本当に感謝です。

本当に楽しく、そして悔しくもある淡路島の忍び猟でした。
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良き先輩方に感謝だね!
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posted by Yu at 23:31
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